2009年03月08日

FXの小鬼たち/キャシー・リーエン&ボリス・シュロスバーグ

『FXの小鬼たち』

さて、この真の書名は……

『投資で勝ってる素人たち』

投資家で知らぬ者などいない、パンローリング社の2月新刊です。
この本、発売当日には買っていたのですが、読み終えたのはつい先日です。ほとんどの章はあっという間に読んでしまったのですが、ホンの十数ページを残したまま放置してたからでした。

なぜでしょうか?実は、FXにおいては大して役立つ内容でなかったからなのです。つまり実践的ではないのです。

構成は版元お得意の『マーケットの魔術師』的インタビュー形式で、最近名を成している海外のセミプロトレーダー12名のトレードスタイルを紹介しています。インタビューということで非常に読み易くなっていますので、スラスラと読めてしまいます。

著名なトレーダーが全く出て来ませんので、内容を簡単にご紹介しますと、

● 一週間の目標を50〜100pipsに設定し、達成したらもうやらない。
● 自分にあらゆるプレッシャーを与えるな。
● サイズは小さく、回数は少なく、ナンピンはしない
● 通貨ペア、足、システム、トレード時間は限定する 等など

誰でもどこかで耳にするようなルールがそれぞれに語られています。誰でもそうでしょうが、ルールは失敗を重ねて身につくものであり、どれだけ尊敬できる方の箴言であっても自ら痛い目にあわなければ悟れませんね。
それでも改めて自分のルールを確認する意味では読む価値はあります。

それでは、この本の問題点へ進みましょう。
まず、書名が問題大ありです。
原題が"Millionaire Traders(ミリオネアトレーダース)"でして、どこにもFXで勝ち上った投資家という記述はない(副題にも)にも関わらずの邦題『FXの小鬼たち』なのです。まさに昨今のブームに乗って売ろうというせこさがにじみ出た書名です。
そして、確かにFXトレーダー(1名はスワップ派)も登場しますが、8名は先物か株のトレーダーなのです!
トレードはどれも似たり寄ったりとはいえ、これは酷いでしょう?

さて、『小鬼』?なんて呆れるようなネーミングに加え、いつまで経っても垢抜けない装丁しかデザインできないパンローリング社ですが、僕ら投資家にとっては多くの名著を提供してくれていますので、この版元の書籍を読んだことのない初心者の皆さんは、ぜひ一度都心の大きな書店へ出かけてみてくださいね。

『FXの小鬼たち』

さて、この真の書名は……

『投資で勝ってる素人たち』

お奨め星☆★2つです!
ラベル:FX 先物
posted by たかC at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | FX投資本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

FX革命!/南緒

あけましておめでとうございます。今年も頑張りますので宜しくお願い致します。<(_ _)>

新年最初に取り上げるのは、私がFXを始めるきっかけとなった本です。

『FX革命!』

さて、この真の書名は……

『ハイリスクで人生変革FX!』

私はFXに先駆けること、株式投資を昨年6月から始めていました。
それも小額から始めるために万全を期して、カリスマトレーダー神王リョウ校長の『ir投資スクール』を4ヶ月間みっちり受講してからのスタートでした。

サブプライム問題に翻弄された時勢が大きな原因でしょうが、トレイリングストップを連発するほどに稼げることはなく、自己流でヘッドラインでエントリーしたり、中間決算発表を憶測だけでいい方に見越して前日に買って大損したり(これをやったのはsonyでした)、結果的に利小損大な結果にしてしまって資金は徐々に減る一方です。
神王リョウ校長がこの時勢でもショートで7000万儲けたっていうお言葉を聞いて、9月にようやく信用取引を始めてからは若干取り戻すこともできましたが……

とにかく、資金が大幅にアップすることはなく(もちろんこれが私の至らなさではあるのですけれど)、もっとスピーディに稼ぎたい!っていうのが本音なところでした。
こんなとき、手にしたのが売れに売れている『FX革命!』だったのです。

読み進める内は「株に応用できるかも」という気持ちでしたが、株とは違った様々なメリットを目の当たりにして、大きく気持ちが揺らいだのです。
以降、FXをやっております。まだ、負けたままで勝ち越すには至っていませんが、遅かれ早かれ勝てるようになるとは思います。
なぜなら、株とは違って注目すべきポイントが極少だからです。
詳しくは『FX南緒トレード実践塾』で公開していますので、宜しければご覧下さい。

さて、本題に戻りまして『FX革命!』ですが、この手法自体は間違ってはいないと思います。ただし、大雑把に書いてあるだけなのでダマシも多く、なにより多くの経験に裏づけされた勘が必要になります。
また、南緒さんの奨める『ポンド/円』ペアは『暴れ馬』と形容されるように、とても素人が乗りこなせるものではありませんので、米ドル/円やユーロ/ドルなどから始められることを私からはお奨めします。

『FX革命!』

さて、この真の書名は……

『ハイリスクで人生変革FX!』

FXをやる方々にはぜひとも読んでおいてもらいたい本です。お奨め星4つ☆☆☆☆です!ただし、他の本も必ず併読してくださいね。
posted by たかC at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | FX投資本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月17日

陳満咲杜の為替の真実/陳満咲杜

前回の永遠のベストセラー「思考は現実化する」に続いて今回は、今でもamazonトップ5にランクインしている新作をご紹介します。

「陳満咲杜の為替の真実」

さて、このヒット商品の真の書名は……

「陳満咲杜の相場はサイクルどおりに動くだけ」

著者は中国系の方なんですかね、名前が読み難いですが『ちんまさと』さんとおっしゃる、意外に普通のお名前です。
この本にはそれこそ『為替の真実』と言える重要事項が語られています。

・クロス円ペアは存在せず、米ドルとの取引の掛け算で算出されている

・基軸通貨国アメリカの経済状況が全ての為替レートを決定している

などなど示唆的でお役に立つことが満載です。
その一方で、

・サブプライムがドル暴落の原因なのではなく、ドルの下落は長期サイクル論によって予測できた予定調和でしかない

・エコノミストは後付解釈が得意なだけで、サブプライム問題が発生していなくても、今回の暴落要因は他の何かに関連付けられていただろう

というサイクル論への狂信的な傾倒が伺われます。
フィボナッチエリオット波動理論、経済学で語られる各サイクル論などを駆使して、これまでの相場を予見してきたそうで、今後も理論上、ドルの下落は続き……と語られています。

ところで、後半になって気になる一言が軽く記述されています。
「これまでに○○円の利益を上げてきた。職務上リアルトレードはできないため、バーチャルトレードでの結果だが
あんた、それって……ふらふら

さらに、紙面を稼ぐためか、(たぶん)ブログ記事から書籍化されたためか、リアルタイムでは役に立ったであろうチャート分析と今後の動向が全体の半分くらいを占めています。
しかも、テーマごと(あったかな?)に分類しているためか、日付もペアも入り乱れており、時系列で流れを追うことはかなり困難です。もうやだ〜(悲しい顔)

残念ながら、サイクル論を学べるほどには中身は不充分で、記述はあまりに日記的であって、なぜamazonでそれほど長期間に渡り評価されているのか、全く理解できません。

まあ、サイクル論には興味を覚えましたので、もっとしっかりと記述してあって勉強できる書籍は読んでみようかな、とは思っています。

「陳満咲杜の為替の真実」
この真の書名は……

「調陳満咲杜の相場はサイクルどおりに動くだけ」に決定!お奨め星2つ☆☆です。
posted by たかC at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | FX投資本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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