2008年12月17日

陳満咲杜の為替の真実/陳満咲杜

前回の永遠のベストセラー「思考は現実化する」に続いて今回は、今でもamazonトップ5にランクインしている新作をご紹介します。

「陳満咲杜の為替の真実」

さて、このヒット商品の真の書名は……

「陳満咲杜の相場はサイクルどおりに動くだけ」

著者は中国系の方なんですかね、名前が読み難いですが『ちんまさと』さんとおっしゃる、意外に普通のお名前です。
この本にはそれこそ『為替の真実』と言える重要事項が語られています。

・クロス円ペアは存在せず、米ドルとの取引の掛け算で算出されている

・基軸通貨国アメリカの経済状況が全ての為替レートを決定している

などなど示唆的でお役に立つことが満載です。
その一方で、

・サブプライムがドル暴落の原因なのではなく、ドルの下落は長期サイクル論によって予測できた予定調和でしかない

・エコノミストは後付解釈が得意なだけで、サブプライム問題が発生していなくても、今回の暴落要因は他の何かに関連付けられていただろう

というサイクル論への狂信的な傾倒が伺われます。
フィボナッチエリオット波動理論、経済学で語られる各サイクル論などを駆使して、これまでの相場を予見してきたそうで、今後も理論上、ドルの下落は続き……と語られています。

ところで、後半になって気になる一言が軽く記述されています。
「これまでに○○円の利益を上げてきた。職務上リアルトレードはできないため、バーチャルトレードでの結果だが
あんた、それって……ふらふら

さらに、紙面を稼ぐためか、(たぶん)ブログ記事から書籍化されたためか、リアルタイムでは役に立ったであろうチャート分析と今後の動向が全体の半分くらいを占めています。
しかも、テーマごと(あったかな?)に分類しているためか、日付もペアも入り乱れており、時系列で流れを追うことはかなり困難です。もうやだ〜(悲しい顔)

残念ながら、サイクル論を学べるほどには中身は不充分で、記述はあまりに日記的であって、なぜamazonでそれほど長期間に渡り評価されているのか、全く理解できません。

まあ、サイクル論には興味を覚えましたので、もっとしっかりと記述してあって勉強できる書籍は読んでみようかな、とは思っています。

「陳満咲杜の為替の真実」
この真の書名は……

「調陳満咲杜の相場はサイクルどおりに動くだけ」に決定!お奨め星2つ☆☆です。
posted by たかC at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | FX投資本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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